片頭痛新規治療薬
[2021.07.14]
片頭痛は日本で840万人の患者さんがいらっしゃるとされ、高血圧や糖尿病に匹敵もしくはそれ以上と有病率が非常に高いです。
またひどい(重症)片頭痛は、日常生活への支障度合いが認知症や四肢麻痺と同等レベル、失明や難聴よりも強いとされ、
さらに10~50代と特に生産年齢に多い病気のため、経済的な損失も極めて大きいと言われています。
この度2021年4月26日に、その片頭痛に対する新しい片頭痛予防治療薬「エムガルティ」(月1回の注射タイプ)が発売されました。
カルシトニン遺伝子関連ペプチド(calcitonin gene-related peptide; CGRP)が片頭痛病態に深く関与することが明らかとなり,この薬剤がCGRPへの抗体製剤であるという点が従来の予防薬と全く異なり、そのため予防効果が高い上、即効性もあるようで、かつ副作用も少ないとされ、非常に期待できそうです。
「薬理作用」「効果」「投与方法」「副作用」などの詳細については、以下の製薬会社が制作・公開している案内サイトを御参照下さい。
https://www.emgality-patient.jp/