第23回グランヴィア脳血管セミナー(2014.11.13)
[2014.12.11]
「心房細動と脳梗塞」についてがメインテーマでした。
以前のブログ(第3回梅田脳梗塞懇話会;8/22)にも記しましたように、
脳梗塞の一部の脳塞栓症は、心房細動といった不整脈が原因で心臓に血栓ができ、それが流れて脳の血管につまることが原因であることが多く、心房細動と脳梗塞は非常に関連が深いと言われています。
その会の中で以下のような情報がありました。
心房細動の方の脳卒中のリスクは5倍も高く、年5%の確率で脳卒中になり、3人に1人が死ぬまでに脳卒中になります
→心房細動を持っていると非常に高率に脳卒中になります!
脳梗塞の4人に1人は心房細動を持っています。
→逆から見ても同じことが示されています!
心臓細動の方は5年以内に4人に1人が死亡します。その内訳ですが、1/4が癌、1/4が心疾患(多くは心不全)、1割が脳疾患(脳塞栓症など)です。
→心房細動を持っていると予後が非常に悪いです!
これらのことから心房細動の治療がより重要であるようです