認知症患者様の食事法(2015.2.7)
[2015.02.25]
先日参加しました研究会で、認知症の食事法についての講演がありました。
興味深いものがありましたので、御紹介いたします。
やや進行した方で、食事摂取がうまくいかない方に試みられてもよいかもしれません。
①食器(皿)は柄の入っていない無地のものを選び、またなるべく枚数を減らし、一つに盛る。
(たくさん皿があるとどれから食べてよいかわからない、また柄があるとそちらに気をとられることが多いです)
②生ぬるいものは避け、熱くもしくは冷たくする
(生ぬるいものは嚥下を抑制します)
③味付けは「しっかり」と
(アルツハイマー病の約6割、レビー小体型認知症の約9割が嗅覚障害を合併しています。特に甘いものを好むことが多いです)
今まで考えていたことと真逆のこともあるように思います。食事摂取でお困りの方がいらっしゃいましたら、御検討されてはいかがでしょうか?