診療終了後に聞きに行って参りました。 今回のテーマは痛みでした。
頭痛など神経内科領域でも多くの痛みがあり、西洋医学のみの加療ではコントロールが難しいこともありますが、
組み合わせることでより少しでも改善できる可能性があるようです。
神経内科、特に認知症領域では抑肝散という漢方薬をよく用いますね。
虚弱な体質で神経がたかぶる場合に用いる薬剤で不眠症、夜なきなどに用いますが、
進行したアルツハイマー病で怒る妄想、徘徊、暴力などの周辺症状(BPSD)の抑制にも効能があることが知られており、非常に有用な薬剤です。