第55回神経病理学会総会(2014.6.6)
[2014.06.10]
先日、休診させていただき、学会発表して参りました。
内容は感覚神経まで侵される運動ニューロン疾患といった病気についてです。
専門の医師には興味深いものですが、非常にまれな病気ですので詳細な内容は割愛させていただきます。
ところで、セミナーにおいて、緑茶を飲んでいる人は認知症になりにくいといったお話がありました。
論文発表は以前にされており、神経学会総会でも発表がありましたが直接話を聞くのは初めてでしたので、以下に紹介します。
正常高齢者を長期にわたり経過を追跡した結果、緑茶を飲んでいる人は認知機能が保たれる傾向であるが、コーヒーや紅茶ではそのような効果はない。
紅茶より緑茶に多く含まれるカテキンやミリセチンに効果がある可能性あり。
赤ワインも認知症の予防に効果があるといわれていますが、フェノール化合物がアミロイドβの凝集を抑制するのかもしれない。
といった内容で、元々多くの水分を緑茶で摂取している私にとってはうれしい内容でした。