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自律神経学会総会(2014.10.30)

[2014.11.13]

お休みを頂いて、参加して参りました。

自律神経とは、自分の意思で動かす(随意運動と言います)部分(手足や舌、眼)以外の部分の運動を調節する神経系のことを言います。

たとえば、心臓や胃腸は自分の意思で止めたりできませんよね。そういった部分になります。

自律神経がうまく働かないと、胃腸では下痢や便秘になったり、血管が悪くなれば血圧の変動が激しくなり立ちくらみを起こしたり、膀胱の障害では頻尿が起こったりします。

自律神経が障害され自律神経不全症まで陥る有名な病気としては、糖尿病パーキンソン病があります。

その自律神経の不思議について講演がありましたので、御紹介いたします。

汗も自分の意思でなかなか調節は難しいところで、自律神経が障害されると発汗過多や無汗などになります。

人間はどんなときにも発汗量を一定に保とうとするために、例えば右半身を下にして寝ると、右半身の汗は蒸発しにくいため、左半身で発汗したり、椅子の背もたれで圧迫すると背中の汗は蒸発しづらくなるので、ある程度の時間が経つと汗が止まり、その分下半身などで発汗するようになり、それを皮膚圧発汗反射と言います。

実は昔から活用だれており、その例が舞妓さんですね。

化粧崩れをしないために着物の帯でワキの下あたりをキツく締めて顔に汗をかかないようにしていますが、実は皮膚圧発汗反射を利用した方法なんです。

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