先日、ラポール枚方でパーキンソン病の最新の話題といった題で講演をして参りました。

どのくらいの方にいらして頂けたか詳細な人数はわかりませんが、１週間前にはすでに１００人ほどの方が申し込んでくださっていたようで、注目度の高さに驚きました。

内容は前半に症状について、特に最近は非運動症状へ焦点をあて、後半は治療ということで、最近発売開始になった薬剤や現在開発中の治療などについてでした。

パーキンソン四徴を代表とする運動症状に対して、自律神経や大脳皮質・辺縁系の障害による症状のことを非運動症状と言い、以下のような症状があげられます。

パーキンソン病の非運動症状

自律神経障害：便秘、逆流性食道炎（胸やけ）、起立性低血圧（立ちくらみ）、頻尿、発汗障害（多汗・無汗）

精神症状：認知障害（物忘れ）、うつ、幻覚・妄想、衝動性制御障害（ギャンブル・買い物依存など）、

睡眠障害：不眠、レム睡眠時行動障害（寝言、寝相が悪い）

その他：嗅覚障害、足のむずむず感